こんにちは、ロイ先生です!
今回は志望校の決め方についての第4弾。
校風編です。
校風というのは、ざっくり言うとその学校の雰囲気ですね。
「校風もきちんと考えて選ぼう」というのは、先生からも言われるし、インターネットで「志望校の決め方」のように検索するとたいてい書かれていますが、生徒はあまりピンとこないようなんです。「文武両道とか、どの学校も似たようなこと書いてて差別化しづらい」とか、「結局、通ってみないとわからなくない?」とかって。
ただ、通ってみて自分に合わなくても、そうおいそれと転校できるわけではないので、やはり事前にある程度把握しておかなければなりません。
いくつかの項目に分けて、校風について具体的に考えてみましょう。
① 学習面:管理型と放任型に分けられます。
・管理型:課題をたくさん出して生徒の学習量を確保します。生徒は大変ですが、成績は伸びやすいです。
・自律型:生徒の自主性に任せます。勉強に熱心でない生徒は、楽しさと引き換えに成績が下降しがちです。
ホームページやパンフレットを見てもすぐにはどちら寄りの学校かはわかりませんが、傾向として、自律型の学校は校則がゆるかったり、あまり無かったりします。
② 部活動:「加入率100%!」のようにうたっていると、全体的に部活動に熱心な学校かな、と想像できます。ただ、全部が全部厳しい部活動ではないはずなので、これは入りたい部活動を個々に調べる方がよさそうです。活動時間や頻度、所属人数、大会の成績や活動実績などは、ホームページである程度調べられます。
③ 学校行事:定番の学校行事(体育祭や文化祭など)の規模や様子、独自の学校行事(〇〇大会など)の内容から、通っている生徒の雰囲気や学校の行事に対する力の入れ具合を感じ取れます。
これから受験する中学生の中にはいろいろと派手に全力で取り組みたいという生徒もいれば、落ち着いた雰囲気を求める生徒もいるはずです。自分はどんな高校生活を送りたいのか、どんな同級生に囲まれて3年間を過ごしたいのか、卒業するときどんな18歳になっていたいのか、それらをよく考えて、それぞれの学校の校風と照らし合わせて、志望校を決めるようにしましょう。
ちなみに、ホームページを調べるだけでもある程度のことはわかりますが、やはり学校説明会や公開行事など、実際に高校に足を運んで雰囲気を感じるといいでしょう。ただ、中3になってからあっちこっち見学に行っていると受験勉強に差し支えるので、中1・中2の頃から近場の学校や気になる学校はチェックしておくとなお良しです。
それではまた!
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